アメリカが離脱を決めて1年以上、近年TPPへの復帰に関してのニュースも続いています。 まずTPP(環太平洋経済連携協定)は、太平洋を取り巻く国々で、自由で開かれた貿易を実現しよう!という協定です。 通常、貿易をする際には関税と呼ばれる輸入品への税金がかかる為、売価が高くなり手を出し辛くなってしまいます。そこで、この関税を出来る限り無くし、自由貿易を進める為の話し合いがTPPです。 2006年にシンガポール・ニュージーランド・ブルネイ・チリの4か国で始まったTPPですが、現在は日本とアメリカを含め12か国にまで範囲が広がっていました。 このTPPによって日本へどのようなメリットがあるのか。まずは関税が撤廃されることにより輸入品(肉・果物・乳製品等)が安く手に入ります。また同様に日本からの輸出品も多くなり、鎖国状態からの脱却も図ることが出来ます。国外へ支社を置いている大手企業は貿易がスムーズになり、効率化・利益の獲得に繋がります。 もちろんこのようなメリットが増えると同時にデメリットも発生します。本当にTPPに参加して良かったのか、そのような議論は尽きることはありません。